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イヌについて   





当院の看護師犬(?)初代じょんじょん 19歳まで生きることが出来ました。
捨てられてしまい当院にきたのが11歳のとき。
肺炎になって咳き込んだり、尿路結石になっておしっこが出なくなったり・・・
いろいろありましたが、多くの方々に親しまれる晩年となりました。



二代目じょんじょん イタズラばかりで毎日怒られています。
とにかく元気、ダッシュで突撃。もうタイヘンです。

先代じょんじょんのようになるまではあと何年かかるやら・・・

イヌの診療は近年大きく変化しています。


バブル期以前、犬の平均寿命は5-6歳だったのが、
現在では12-13歳近いといわれています。
この20-30年で寿命が2倍以上となりました。



一番の要因はフィラリア症を予防することが出来るようになったこと。
そしてジステンパーやパルボなどのウイルス病も予防できるようになったことです


今後の課題 伸びた寿命をいかに有意義に! 

近年、イヌの治療の大半は歯周病や貧血などの加齢に伴う慢性疾患です。

老化や生活習慣病という表現に含まれる病態をいかに緩和させ、
生きているうちは痛くなく苦しくなく、死ぬときはぽっくりと。
(やや問題のある表現かもしれませんが、当院ではそうに考えています)
ヒトでも動物でもそのあたりは同じなのではないでしょうか



●●ワンコさんに多い病気を紹介いたします●●

 歯石・歯周病・貧血
非常に多いので、「歯石沈着と歯周病」「歯周病と貧血」の項目で詳しく解説させて頂きます。
そちらをご覧ください。「歯周病と貧血」は現在、工事中です。

 子宮蓄膿症
子宮の内側に膿が溜まってしまう病気です。イヌは性周期が長いため高齢になってくると内膜症になる傾向が強いです。そこに感染がおこると蓄膿症となってしまいます。

遅くとも5-6歳までには避妊手術をお勧めいたします。

この病気は手ごわいです。開腹手術で子宮卵巣を切除します。初期であればあまり恐ろしくありませんが、症状が進み全身的に敗血症になってくると衰弱し麻酔や外科的侵襲に耐えられないこともすくなくありません。
不調のイヌのレントゲン写真です。

おなかに何かありそうです。
内臓が頭側に寄ってます。




取り出した子宮と卵巣です。
パンパンに膿が溜まっています。



この病気は予防できます。
適切な時期の避妊手術をしていれば、問題となること自体がありません。
増やす予定がなければ避妊手術を行いましょう。
 心疾患
昔、イヌはもっと大きな生き物でした。日本ではここ20年くらいで急速に小型化が進み、当院の患者様でも8割以上が10kg以下のワンコさんです。

チワワやプードル、ダックスなど急速な小型化の結果、心臓が身体に対して大きい犬種が多く、心肥大・弁膜症など当たり前のように遭遇する疾患となっています。
弁膜症で大きくなった心臓のレントゲン写真です。

大きな心臓はポンプとしての機能が低下し、血液をしっかり送り出しません。
こちらは別のワンコさん。
こちらのワンコさんも重度の心肥大です。

問題のある心臓は、長い月日の中でどんどん形が変わってしまいます。そしてさらなる問題へと発展します。

リモデリングという表現をしますが、この変化を抑えていくことが心臓病の治療の本質と当院では考えています。


当院の患者様へ ここまではお願いいたします。


 1、年2回(春・秋)の健康診断
 2、狂犬病予防接種 
   (春の健康診断時に処置、治療中または高齢犬は検討) 
 3、フィラリア駆除  6〜7回分
   (春の健康診断時に処方)
 4、ノミ・ダニ予防  最低3回分
   (春の健康診断時に処方) 
 5、6種混合ワクチン   
   (秋の健康診断時に処置、治療中または高齢犬は検討) 
 6、内部寄生虫駆除  年1回秋
   (秋の健康診断時に処置、治療中または高齢犬は検討) 
 7、歯石がついている場合は歯石除去。



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